令和2年10月25日(日)、開催予定の金沢マラソン2020は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため開催中止となりました。
平成30年10月28日(日)第4回金沢マラソンが開催され、公益社団法人石川県柔道整復師会は、日本赤十字奉仕団・サポート接骨石川(SSI)として、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)の方々を含む計55名が、選手の方々へケア・サポートを行いました。
会場となった県産業展示館4号館特設ブースでは、金沢大学アスレッチクトレーナー部(KATT)の皆さんが、ブースの設営から撤収、ケア希望者の受付業務のお手伝いをいただきました。
さて、金沢マラソンのコースの特徴は、金沢を巡る回遊型のコースであるということ。13,049人のランナーが午前8:40しいのき迎賓館前をスタートし、金沢駅前の堤門前を通り中心市街地から歴史的景観ゾーンや旧街道まちなみゾーン等の7つのゾーンを巡ります。選手の方々は、「金沢」が伝統的な美しさと歴史的文化にあふれ、その中に「新しさ」が共存している街だということを再認識したことと思います。
今年は大きく天候が崩れることなく、選手の方々にとっては走りやすい気候であったと思われますが、救護所には多くの筋痙攣を起こした方や、転倒による外傷の方が多くみられました。救護所は全15個所、そしてゴール後には本会会員が参加するケアブースと、選手の方々にとっては心強いものとなったと思われます。
ケアブースでは、ゴール後の432名の選手に、ストレッチ、必要に応じテーピング、アイシングを施し、転倒による足関節捻挫等には関節固定を行いました。多くの選手に利用していただきましたこと、心から感謝申しあげます。
また、本会では大会に向けて事前研修を開催しています。今回は当日ケアの空き時間にも、中村学術部長による「ランナーを中心とした下肢の障害に対する対応の仕方について」研修を行いました。会場では、選手の方々への対応を学ぼうと真剣に聞き入り、研修終了後も多くの質問がありました。選手の皆さま方が懸命な努力をし、当日を迎えるように、私たちもそれに負けない努力をして参りますので、来年の金沢マラソンでお待ちしています。
平成29年9月24日(日)第36回KOMATSU全日本鉄人レースが開催されました。小松ド−ムをスタート・ゴ−ルとして木場潟周辺から小松路を抜けるこのコースの特徴は、一般の鉄人レースと異なり、水泳の行程が無い代わりに登山を行うコースがあることです。40kmのバイクの後に標高604mの動山(ゆるぎやま)登山10km、バイク20km、ラン20kmと選手は過酷な挑戦を行います。この鉄人の部門を含め、ロング、ショート、チームリレーの4部門に今大会では565名が参加しました。
公益社団法人石川県柔道整復師会は、日本赤十字奉仕団・サポート接骨石川(SSI)として小松ドーム内にケアブースを設置し、本会会員40名が参加選手のケア・サポートを行いました。
午前5時から行ったレース前のケアでは、障害のある部位にテーピングを施したり、不安を訴える部位に対してパフォーマンスを発揮できるよう指導をしたりしました。レース後のケアでは、筋緊張が強い部位にストレッチを行い、必要とする部位へアイシングを施し、疲弊しきった選手のケアを行いました。過酷なレース故、クオリティの高いケアを求められることから、ケアを行う内容も各会員が選手の状態をしっかり把握し行います。
選手の方々からは、「レース前に足部へテーピングをしてもらったお陰で足の運びがスムーズ出来た」、「筋痙攣を起こしそうになった張りのある筋肉が弛んで楽になった」など、多くの喜びの声を頂きました。
また、毎年お手伝い頂いている金沢大学トレーナ部(Katt)の学生の皆さんが17名とその卒業生である理学療法士2名、北信越柔整専門学校から2名の方が参加頂き、準備から運営のお手伝い頂きました。
今回の大会で行ったケア人数は約300名と出場選手の半数を超えており、選手の方々に信頼して頂き頼りになるサポートとして評価を頂いていると証と、ケアをする私たちも身の引き締まる思いです。来年も小松ドームでの出会いを楽しみにしております。
平成29年10月29日金沢マラソンが開催されました。本会は、赤十字奉仕団サポート接骨石川(SSI)として、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)、鍼灸マッサージ師、理学療法士関係団体、金沢大学トレーナー部のみなさんとの合同計56名で、出場選手の方々のケアサポートを行いました。
台風22号の影響で同日開催の横浜マラソンが中止と伝えられる中、本大会も開催を危ぶむ声が聞かれましたが、当日は13,000人の選手の方々が雨と風の中を力走しました。
私たちは、ゴール地点の金沢緑地公園内特設テントにおいて約400名のケアを行いましたが、雨風となると心配されるのは選手の方の低体温、筋痙攣です。私たちSSIでは、各大会でのケアサポートの回数を重ねるたびに、それぞれの技術向上を目指してきました。昨年まで一番の課題となり対応に苦しんだ「筋痙攣の対応の仕方」について、一年をかけて協議し研修会を開催してきましたが、今回の大会は、そのことが確実に成果として感じられたと思っています。
これからも総力をあげてサポートしたいと思っておりますので、選手のみなさん来年もケアブースでお待ちしています。
平成28年10月23日(日)金沢マラソン2016が開催され、海外や全国各地から参加した1万3265人のランナーが秋晴れの金沢の街を駆け抜けました。沿道を埋めた23万人(主催者発表)の方々が途切れなく声援を送り、ランナーたちの心身を温めました。 (公社)石川県柔道整復師会・SSI(サポート接骨石川)・赤十字奉仕団では、第9救護所、ゴール救護所、石川県西部緑地公園内特設会場内の3地点に設置されたトレーナーブースにて、IST(石川県スポーツトレーナー連絡協議会)・KATT(金沢大学トレーナー部)と協力し総勢82名でランナーの方々へケア・メンテナンスを行いました。
30km地点の第9救護所では、レース途中で不調を訴える選手が緊急で訪れ、医師の診断後にトレーナーが選手にメンテナンスを行うことでレースに復帰することができました。ゴール救護所では、陸上競技場内でゴール後に倒れこんで救護が必要とされるランナーに医師の診断後に応急手当するなど、各救護所では、医師やAED隊・看護師・研修医・医学部学生・ドクターランナーなど医療関係者との連携で、全身痙攣や下肢の障害で走れなくなった選手に手厚い救護を行いました。
また、ゴール後のトレーナーブースでは、ストレッチ、アイシング、テーピング等のケアを行い、終了の午後5時までに538人の選手の方々をケアしました。トレーナーブースを訪れた選手の方々からは、「トレーナーブースが充実しているから安心して大会に参加できます」「棄権しなければいけないと思ったけれど、ケアをして頂いたお陰で完走できました」と嬉しい声を頂きました。
今年の大会は、出走者の96.7%にあたる1万2828名が完走しました。来年以降も大会規模が拡大となる予定であり、トレーナーブースに訪れる選手の数も増加することが予想されます。我々の活動も総力をあげてより質の高いサポートが出来るように努力しなければならないと思いました。ご協力頂いた方々に感謝申し上げます。
平成27年11月15日(日)金沢マラソン2015が開催され、時折雨が降る中を約1万2千人のランナーが金沢の街を駆け抜けました。午前9時に広阪通り(しいのき迎賓館前)をスタートし、石川県西部緑地公園陸上競技場をゴールとするコースの沿道には、たくさんの市民やマラソンファンの声援が響き選手の力走の後押しをしました。
今回のケアサポート活動は、(公社)石川県柔道整復師会とIST(石川県スポーツトレーナー連絡協議会)との合同で行われ、実施会場の石川県西部緑地公園内特設会場のテント内には、本会会員とISTを構成する他団体である石川県体育協会スポーツ医科学委員会、(公社)石川県鍼灸師会、(公社) 石川県鍼灸マッサージ師会、(公社)石川県理学療法士会の他に、金沢大学KATT(金沢大学トレーナ部)など総勢90名のスタッフで、同一テント内で行いました。
前日14日(土)より準備を開始しましたが、雨足が強く、当日15日(日)はテント下の地面に溜まった雨水をかき出すことから始まり、野外テントの下で行うケア活動の大変さを痛感しました。それでも大会本部からは地面にすのこを敷いて頂き、ストーブを使用するなどの配慮を頂くことによりしのぐことが出来ました。
多団体が合同でケアを行うことから、受付での丁寧な問診により選手の現症を確認し、疼痛除去を目的とするか機能回復を目的とするかを選択するという方法がとられ、本会は主に機能回復を目的としたケアを担当し、ストレッチ、アイシング、テーピング等のケアを行いました。
午後11時30分以後は続々とゴールした選手が訪れ、終了の午後5時まで受付前に順番待ちの行列となり、最終的にケアを受けた選手数は合同で429名となり、盛況でケア活動を行うことが出来ました。
念願の北陸新幹線開通となった記念の年に第1回開催となった金沢マラソンですが、金沢周辺の方々の情熱とおもてなしの心があふれる大会になったことは報道などで周知のことと思います。私たちも、今回の活動を通して他団体の方々と合同でケア活動を行い選手の方々に喜んで頂けたことや、第1回金沢マラソンに協力が出来たことを誇りに感じています。この大会が今後も発展することを祈念しご協力頂いた方々に心より感謝を申し上げます。
平成26年11月9日(日) 金沢マラソンプレ大会「金沢城下町市民マラソン」が、四校記念公園周辺において開催されました。
今回は来年11月15日に開催される「金沢マラソン」を想定してのプレ大会として、しいのき迎賓館前広坂通りをスタートし近江町市場前・JR金沢駅前・片町交差点を通過する秋の金沢路10q・3.3qのコースに5.676人が参加しました。この大会の選手のケアサポートを本会が他団体と共同で行いました。
今年で3回目となるトレーナーブースにはIST(石川県スポーツトレーナー連絡協議会)を中心に、石川県体育協会スポーツ医科学委員会医師・(公社)石川県柔道整復師会・(公社)石川県鍼灸師会・(公社)石川県鍼灸マッサージ師会・石川県理学療法士会・日体JASA-ATのメンバーと金沢大学KATT(金沢大学トレーナー部)総勢57名が集い選手達のサポートを行いました。トレーナーブースの隣には北信越柔整専門学校のブースも設置され、来年開催の金沢マラソンに参加される予定の12.000名に対応するための活動となりました。
当日は曇り空のもと早朝6時より活動が始まりスタート前の選手達にリコンディショニングの調整、テーピング、ストレッチ等を行いました。ゴール後にはケアーに大勢の選手がトレーナーブースに押しかけ選手の中には「来年の大会に向けてトレーニングをどのようにしたらよいのか?」や「怪我の予防はどのようにしたらよいのか?」など質問をされたりしてコミュニケーションを十分にとりながらのケアー活動となりました。ブースには救護との連携を取らないといけない選手はいませんでしたが、大会終了の午前11時までに103名の選手をサポートすることが出来ました。
来年の金沢マラソンには昨年度より実行委員としてまたボランティアサポートとして本会も参加し課題をクリアーしながら活動をしております。
来年の大会はフルマラソンになり参加者も12.000名を予定しており、県内最大の大会となります。来年の大会にはより良いサポート活動ができるよう鋭意努力していきたいと願っております。
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